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子宮の病気




子宮筋腫

子宮内膜症

子宮膣部びらん

子宮頸ガン

子宮体ガン

子宮内膜炎

子宮頚管炎

子宮頚管ポリープ







子宮筋腫〜5人に1人は筋腫を持っている〜

子宮の病気として最もポピュラーなのが子宮筋腫。
支流の筋肉にできるかたいコブのことで良性腫瘍の一種です


年 代 30代から閉経前の女性によく見られる。
原 因 はっきりとはしていないが、子宮の筋肉の中に筋腫の「芽」のようなものがあり、長い年月をかけて大きくなるのではと思われている。「芽」が卵胞ホルモンの刺激によって成長すると言われている。
予 防 残念ながら、食生活や生活習慣でが原因でないので予防はできない。
症 状 90%以上は子宮体部にできる。大きく分けて筋層内筋腫・粘膜下筋腫・漿膜下筋腫の3タイプ。
最も多い症状は過多月経。以前より出血量が増えた、日数が長くなった、レバーのようなかたまりが出る、貧血を起こす。子宮筋腫は良性の腫瘍なのでガンに移行することはないが、症状によっては診察を受けて治療をしなければならない。
治 療 超音波やCTスキャンによって大きさ・位置・数を調べる。筋腫が小さくて過多月経の症状がなければ、しばらく様子を見る。(半年〜1年定期の受診が必要)
卵胞ホルモンの分泌を抑える薬の治療。4ヶ月ほどで筋腫は小さくなり、症状も軽くなるが6ヶ月が限度。
手術は貧血を起こすほどの過多月経、筋腫が大きいときに行われる。大きく分けて、筋腫の部分だけを取るもの、子宮全部をとるもの、の2つがある。筋腫のみの場合だと取りきれずに、5人に1人が再発の場合がある。2週間の入院と退院後1週間の自宅安静が必要。





子宮内膜症〜若い女性に増えている〜

若い年代に増えていて、つらい症状の子宮内膜症。
生理痛がある場合は早めに受診しましょう。



年 代 幅広い年代だが、20代の若い女性が増えている。
原 因 不明。子宮内膜の組織が、なんらかの原因で子宮の周りの筋肉や卵巣、卵管、腹膜などに飛び散る病気。
予 防 残念ながら、食生活や生活習慣でが原因でないので予防はできない。
症 状 月経困難症、過多月経を起こすことがある。月経困難症は子宮筋腫でも起こるが症状としてはそれよりもひどく表れる。
周囲の癒着が進むと、月経でなくても下腹部が痛んだり、排便・排尿時の痛み、性交痛などが出てくる。
卵巣で進行すると血液が溜まって「チョコレート嚢胞」というものができます。卵管や卵巣に飛び散り進行した場合は、不妊の原因になることもある。
治 療 内診・超音波検査などを行って、病巣部の位置や進行具合を確認。腹部に小さな穴をあけて腹腔鏡で直接患部を見ることもある。
子宮内膜症は女性ホルモンによって起こる病気なので、ホルモン療法が有効。ホルモン剤によって一時的に月経が来ない状態を作り、病巣部を萎縮させる。この療法は有効ではあるが、閉経と同じ状態になるので、更年期障害のような症状が出る恐れがあるので、半年ほどしか行えない。
ホルモン療法で治らない場合は、手術によって病巣部を取り去る。



子宮膣部びらん〜子宮頸ガンとの区別が困難〜

症状はあまり出ない人もいる子宮膣部びらん
びらんがあると言われたら、ガン検診を受けてください。



年 代 成熟した女性。
原 因 生理的なもの。
予 防 特にナシ
症 状 膣の突き当たりの部分がただれること。大きく分けると、子宮膣部の表面の上皮がむけ、やわらかい組織がむき出しになっている真びらんと、表面が上皮に覆われている偽びらん。90%は偽びらんである。おりものが増える、性交時に出血する、などの症状は出ることもあるが、自覚症状のないことが多い。真びらんはめったにない。
治 療 びらんがある・・・と言われてもとくに症状がなければ、治療は行わない。おりものが大量に出る、性交時にたびたび出血するようなら、抗生物質や膣座薬を処方。びらんそのものには問題はないが、びらんの赤くただれた状態が子宮頸ガンの初期症状とよく似ているのでびらんの組織を綿棒で取って検査する。





子宮頸ガン〜早期に発見すれば100%治る〜

初期症状はあまりない子宮頸ガン
性交時の出血や不正出血は放っておかないで!



年 代 40代をピーク。
原 因 統計的に、若い頃からセックスをしていた、不特定多数の人と多くセックスをしていた、若い頃から出産していた、出産回数が多い、夫が包茎、中絶回数が多い、など。
予 防 早期発見のためにガン検診を受ける。
症 状 初期にはほとんど症状がない。ときには性交後に軽く出血する、おりものに血が混じるなどの不正出血がある場合もある。
進行すると性交後の出血や痛み、悪臭のする茶褐色のおりものの増加、下腹部痛、排尿困難、下痢や血便。
治 療 早期発見でごく初期であれば、レーザー光線を使って病巣部だけを切除する治療法。この場合は妊娠も可能。

●子宮頸ガンの進行状態と生存率


0期(ガン生存率約100%) 最も初期で、ガンは頸部の上皮内のみ。卵巣を残す手術でほぼ完治。レーザー光線で焼く治療法も。
T期(5年生存率約87%) 頸部の粘膜にも浸潤。子宮と周辺の組織、リンパ節を摘出。
U期(5年生存率約67%) 頸部以外にも浸潤。T部の範囲と膣の一部も摘出。
V期(5年生存率約39.2%) 膣の下方や骨盤壁にも浸潤。摘出手術以外にも放射線治療も。
W期(5年生存率約12.2%) 直腸や膀胱にも浸潤。手術は行わず、抗ガン剤や放射線療法を。



子宮体ガン〜食生活の欧米化で増えている〜

欧米人によくみられる子宮体ガン
閉経後によくみられます



年 代 閉経後の50〜60代。
原 因 高血圧や肥満(食生活の欧米化)、妊娠・出産経験がない、または回数が少ない、不妊症、月経不順。卵胞ホルモンが関係していると見られる。
予 防 早期発見のためにガン検診を受ける。
症 状 初期にはほとんど症状がない。閉経後なのにと出血がなどの不正出血が見られる場合がある。症状が進むと下腹部の痛み、悪臭を伴った血や膿の混じったおりもの。
治 療 0期からW期までの進行具合によって治療法は異なる。
ガンが子宮体部だけにあるT期の場合、子宮を摘出する手術を行えば、5年生存率は約80%。ガンが子宮外の膣などにも広がった場合V期の場合でも、手術や放射線治療を行えば、5年生存率は約40%。





子宮内膜炎〜膣から入った細菌が感染〜

膣→子宮頸管→子宮内膜→卵管→骨盤腹膜・・・と炎症が広がる子宮内膜炎
早めの治療が大切です



年 代 特にナシ
原 因 膣から大腸菌やブドウ球菌、クラミジア、淋菌などの進入で子宮内膜に感染して引き起こす。きっかけは自然流産や人工中絶、分娩後の子宮が回復していない状態での性交、タンポンやコンドームの出し忘れ、性病など。
予 防 膣部へのバイ菌の進入を防ぐ。
症 状 初期の症状はおりものが増えたり、下腹部に痛みを感じる程度。炎症が進行すると、おりものに血や黄色い膿が混じったり、発熱、下腹部の激痛、腰痛、不正出血など。不妊の原因にもなる結核性の子宮内膜炎もある。
治 療 おりものを培養して、炎症を引き起こしている菌をつきとめる。それぞれの菌に合った抗生物質を投与し、炎症を鎮めるための消炎剤を併用。完治までは1ヶ月くらい。安静のために入院することも。



子宮頸管炎〜こじらせると不妊の原因にも〜

女性の病気の中でもよくみられる子宮頚管炎
将来不妊の原因になることもあるので、早めの治療が大切です



年 代 特にナシ
原 因 膣から大腸菌やブドウ球菌、クラミジア、淋菌などの進入で子宮内膜に感染して引き起こす。きっかけは自然流産や人工中絶、分娩後の子宮が回復していない状態での性交、タンポンやコンドームの出し忘れ、性病など。びらんがあるととくに感染しやすい。
予 防 膣部へのバイ菌の進入を防ぐ。
症 状 いちばん多い症状はおりものの増加。黄色い膿のようなものが混じり、悪臭を伴うことも。下腹部に鈍痛を感じ、腰痛なども起こる。悪化すると、性交時に痛みを感じ、接触によって出血する。さらにひどくなると、炎症は子宮の内部へと広がる。ときには不妊の原因にもなる場合がある。
治 療 子宮頚部から分泌物を取って、原因の菌をつきとめる。クラミジアの場合は局所や血液検査で簡単に発見できる。検査のあと、菌に応じた抗生物質や抗菌剤の投与。慢性化をさけるために、完全に治すことが大切。治療中は性交禁止で安静を保つ。



子宮頸管ポリープ〜膣にぶら下がる良性の腫瘍〜

子宮頚管の粘膜の一部が増殖して垂れ下がる子宮頚管ポリープ
簡単に切り取れます



年 代 特にナシ
原 因 子宮頸部の炎症がきっかけだったり、ホルモンの影響と思われる。子宮頚管の粘膜の一部が増殖して垂れ下がる。
予 防 特にナシ
症 状 ポリープの大きさはさまざまで、小さなものは米粒程度、大きくなるとそら豆程度。性交による刺激や、激しい運動、トイレでちょっといきんだくらいで出血する。月経が終わったはずなのに出血が続く、不正出血など。おりものが増え、茶色い分泌物が出る。
治 療 ポリープそのものは良性の腫瘍で、ガンなどに変化することはめったにない。不正出血がたびたびあるのなら手術で取り去る。手術はポリープを根元から切り落とすだけで簡単に終わる。1,2分で終わり痛みもない。根本が太い場合を除き、入院の必要はなく、すぐに普通の生活に戻れる。しかし再発することもときどきあるので、不正出血には注意する。








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