はじめての体外受精平成8年6月)私年齢26

自分のお馬鹿なホルモンを出さない為にスプレキュアをして、毎日学校に通うように婦人科へ通う。注射が続くので、すっかり肩は青くなってしまった。

ちょくちょく卵胞の大きさをエコーでチェックして排卵する頃を決める。卵はいっぱい出来た。夜11時に排卵させる注射を受けに行く。

採卵・・・・それは例えようのない痛み。

肩からの痛み止め(?)の注射2,3本と座薬で行う。緊張のせいか、あまり効かなかったような気がする。膣の奥深くぎちゃー、ぎちゃーと容赦ない。卵は育った数の割には5個と少なめだった。が、「数じゃないのよ」と看護婦さんに言われる。

精子とは全部くっ付いたらしい。分割している受精卵を見せてもらった。
「これが赤ちゃんになるのかー、貴重な体験だなー」と思った。最近は3個までなんだよね、と中でも状態のいい3個を移植する。

なんと、この時期私の大好きな奥田民生先生の演奏会が有明であって、チケットを入手していた。
「あの、コンサートって行っても平気ですか?」と聞くと
「いいよ。何行くの?」と先生。
いくら若いと思ったとは言え、それはお医者さんとしてであって、「奥田民生」を知っている年代ではないよなーと、知らないだろうなと思いつつ「奥田民生です」と言うと「あー、奥田民生好きなの?」と意外な反応。「知ってるんですか?」と聞くと「おじさん扱いするなよー」と先生。よくライブとか行く人らしい。実にフレンドリーである。(笑)

奥田民生へ行ったせいかどうか・・・このIVFは大出血とともに失敗に終わった。
便器につく血の塊に
「グッパイマイベビーズ」(笑)