治療について

まず、基礎体温を必ずつけましょう!
基礎体温は妊娠への定期券のようなもの!

  治療法 副作用
排卵障害 クロミッド(服薬剤)第1度無月経なら効果的。 半数の人が頚管粘液が減る
2,3割の人が子宮内膜が薄くなる
HMG(ヒュメゴン)とHCG(絨毛性ゴナドトロピン)の筋肉注射。
第2度無月経だと服薬での誘発剤では効き目が得られず、上の2種類を合わせて使う。重症の排卵障害に驚く効き目。
多胎妊娠
OHSS(卵巣過剰刺激症候群)によりお腹が腫れ腹水が溜まる。
高プロラクチン血症に特効薬のパーロデル
脳下垂体腫瘍の場合は手術も。
吐き気等
AIH(だんなさんとの人工授精)人工授精とは精子を直接子宮内に注入させて、精子が卵子に会える手助けをすること。注入後はお尻お高くして20分くらいそのままにする。 誘発した場合、多胎妊娠
軽い腹痛がある場合も
体外受精(IVF-ET) 鼻からのスプレー(スプレキュア)で自分のホルモンを止め、外部からの注射で排卵を誘発し、体外に卵子を取り出し自分の血液で作った血清の中で、受精・細胞分裂をさせ4分割程度したところで子宮内に戻す。 多胎妊娠
OHSS
頚管粘液の異常 フーナーテストで精子が子宮に上がっていかない場合、人工授精を勧められると思う。  
卵管障害 通気や造影のあとに妊娠できた!という報告は少なくない。これらの検査によって通りが一時的に良くなるのだから、検査のようで治療にもなっている。 ないどころか、妊娠できるかも知れない。
卵管を広げる手術(勉強中)   
体外受精 多胎妊娠
着床障害 ビタミンCやEを処方されることがある。 なし
高温期にHCGの筋肉注射 OHSSをあおるかも
子宮内膜症の場合、ホルモン剤を使い数ヶ月生理を止めて妊娠や閉経時の状態にし安静にする。 薬によるのぼせ等
子宮筋腫が大きい場合、手術で取り出す。筋腫が原因なら手術後の妊娠率は高い。   
抗精子抗体 只今勉強中ですが、だんなさんの免疫をつけるという療法。  
そして免疫をつけた上での体外受精(IVF-ET) 多胎妊娠
精子の異常 軽度の乏精子症は人工授精   
重度の乏精子症・無精子症は体外受精 多胎妊娠
500万以下の精子減少症は、顕微受精(ICSI)
顕微受精(ICSI)・・・1匹の精子を針で卵子に注入する方法。
  
機能性不妊 タイミング療法・・排卵日をねらって夫婦生活。  
人工授精  
体外受精 多胎妊娠

副作用・多胎妊娠について

私をはじめ排卵がうまくできない方は沢山いらっしゃいます。そこでクロミッドとかの軽い排卵誘発剤を飲んで排卵させます。それでも効果が見られないときは筋肉注射による誘発をします。その際、数十個の卵ができます。そのこと事態、体にとても負担をかけます。卵巣過剰刺激症候群と言って卵胞の一つ一つに水が入り込んでお腹がパンパンに腫れたりもします。何も好きでしていることではありません。


多胎妊娠の恐れもあります。多胎妊娠はそれが双子であろうと大変なリスクを伴うものです。私の身近でも双子の出産の事故で、我が子を抱くこともなく亡くなった方がいます。はたから見れば「たかが双子」でしょうが、単胎の数倍、いや数十倍の危険を伴うのです。それを考えると「いっぺんにすんでいいね〜」とも言えない感じもします。


これが三つ子、四つ子、五つ子だったらどうでしょうか?妊娠していない子宮の大きさはたった鶏の卵程度です。そこに5人も妊娠したら赤ちゃんの発育等に問題があるどころか母体の危険も出てきます。


最近の体外受精では受精卵の移植はだいたい3個までとなっているみたいです。もし、この3個の受精卵が全部子宮にくっついて妊娠できたとして、二人までの妊娠しか耐えられない子宮だったらどうでしょう?減数手術というになると思います。


欲しくて作っといて減数とはいかがなものか?という主に不妊症ではない方からの声が聞こえそうです。多胎妊娠となると戸惑う人はいると思いますが、誰だってせっかくできた胎児を「減数」するなどしたくはありません。でも私だったら、そのままだと全員危ないとなったら、助けられる赤ちゃんだけでもどうかお願いしますと、減数手術に同意すると思います。体外受精の成功率が上がった現在では、少ない受精卵を戻すので、あまりそういったケースはないとは思いますが・・・。


不妊症に対する「倫理」は難しいです。何が正しいのでしょうか?
中には「不妊治療に通ってまで子供は欲しくない」と言う人もいると思います。夫婦2人、同じ考えなら言うことはありません。
でも、不妊治療の末、体外受精で生まれたとしても、普通の子となんの変わりもないんです。
不妊治療に通っている人たちが、肩身の狭い思いをしないような流れに変わって欲しいと思います。



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